レクタフレックスのクセノンを修理した時に、レチナと同じレンズを覗きながら撮れるなんていいなぁと思いました。そこで、α7にもレチナのレンズを付けて撮影が出来ないかな?と思いチョッと考えてみました。
レチナからシャッターごと外して取り付ければ簡単そうですが、レチナのシャッターは外周がシャッターチャージ用の筒に囲まれているので外すのが面倒です。そこで、比較的簡単に外せるビテッサのウルトロンをシャッターごと外してみました。
しかし問題になるのはヘリコイドです。手元にあったビゾ用ヘリコイドのOUAGOをライカマウントアダプターに付け、外したウルトロン付きシャッターを前にあてがってみると、おお、ちゃんと無限遠までピントが合いそうです。そこで、コンパーシャッターをOUAGOに取り付けられそうなシャッター板をジャンク箱から探し出し、適当に加工して取り付けてみました。
OUAGOとコンパーの外径が合っていて、
結構カッコいいです。
シャッターごと外したので、
またすぐにビテッサへ戻せるのが良いですね。
マンションから開放絞り・無限遠で撮ってみました。
さすがに開放絞りではフレアーが出て柔らかい描写ですが、
周辺部に流れなど無く良いレンズです。
昨日は横浜市の寺家までバイクで行ったので、
ついでにウルトロンで撮ってみました。
ヘリコイドが伸ばせるので、
50cmくらいまで寄ることが出来ました。
林の中に白い蘭が咲いていました。
思い付きで作った割には楽しめました。
ウルトロンを設計したトロニエ博士も、
まさか60年後にデジタルカメラで撮影されるとは、
思いもしなかったでしょうね。
今度はレチナのヘリゴンを付けてみたいところです。
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