今年は2月の銀座松屋のカメラ市の前から
先日の渋谷東急のカメラ市まで、
ずっと仕事に追われる忙しい時期を過ごしてきましたが、
ここにきてやっと少し一息つくことが出来ました。
忙しかった分、
例年より少しだけ2月~5月の収入が増えたので、
頑張った自分へのご褒美と思い、
欲しかったレンズを買いました。
OLYMPUS M.ZUIKO ED 40-150mm F2.8 PRO
このレンズは写真雑誌等やプロからの評判がとても良く、
また、なんとフルサイズのEOS-1D Mark4から
オリンパスE-M1へ乗り換えた楓さんからも、
「E-M1を使っていてこのレンズを使わないのは勿体無い」
と言われ、背中を押されました。
これで標準ズームの 12-40mm F2.8 PRO と合わせると、
12-150mm(フルサイズ換算24-300mm)がF2.8で揃います。
憧れだった「サンニッパ」! (^^)v
このレンズの初出動が、
先日の「ELレトロ栃木福島号」の撮影でした。
しかしせっかくの高性能レンズも、
使いこなせないと猫に小判です。
今回もいろいろ反省することになりました。
例を挙げるとこの写真。
この日は列車が来る少し前まで小雨が降り、
露出が上がりませんでした。
せっかくの旧型客車なので、
できるだけ後ろまでピントを合わせたいと思い、
被写界深度を稼ぐため絞りは少し絞ってf4.5に設定。
シャッター速度は1/1000秒。
また曇天と言えど空が入る逆光気味なので、
露出補正を+0.3EVかけておきました。
するとISOが500になりました。
今までペンタックスK5を使っていて、
ISO400以上にすると急にノイズが増えたのが頭をよぎり、
今までここで撮った経験上、
シャッター速度が1/800でもブレなかったと思い、
シャッター速度を1/800に落とし、
絞りもf4に少し開けてみると、
ISOは320まで落ちました。
これで行こう!
ところが撮影した画像を等倍で拡大してみたら、
少しだけブレてる・・・
(小さいと分かり難いので、全ての画像は拡大してご覧下さい)
「等倍で見るから気になるんだよ」と言われる事がありますが、
私の使っている画像ソフトは、
左クリックだけで等倍表示になるので、つい確認してしまいます。
それに、
やはり完璧な写真が撮りたいものですよね。
被写界深度は客車の後部まで充分に行っています。
フォーサーズの被写界深度にまだ慣れていません。
これだったらもう少し絞りを開けてでも、
もっと速いシャッター速度で切るべきでした。
いつもより少し列車が手前に来てから撮ったので、
その分、ブレてしまったのでしょう。
「後悔先に立たず」です。
またノイズの方も、
ペンタックスK5よりかなり少ないようです。
RAW現像の時に、
ノイズリダクションをOFFにして現像してみましたが、
一番目立つ暗い部分にも殆んどノイズは出ませんでした。
これならもう少しISO感度を上げて撮っても良かったですね。
しかも露出はまだアンダー気味でした。
RAW現像の時に+0.5して良くなったので、
撮影時には+0.7で撮るべきでした。
まあ、この位の補正はそれ程画質劣化しませんが。
ちなみにこちらの写真は、
明るくなったこともありキチンと撮れましたが、
構図的に雑草やパンタの位置などダメダメです。
人が多くて良い場所が取れなかったので仕方ないですが。
拡大して見ても、
さすがに評判どおりとてもシャープなレンズです。
こちらは150mm(フルサイズの300m)での撮影。
拡大すると、
ジャンパのホースに書かれている「EF641001」の文字も、
はっきり見えます。
撮影地に行くと手持ちで撮っている人もいます。
しかも撮影中にズームしながら撮っていたりして、
凄いなぁ~と思います。
大事な列車の撮影の時には、
三脚に乗せて構図をじっくり吟味して、
いろいろ設定チェックしてからでないと自信がありません。
私が手持ち撮影した時は、
画面が傾いたり列車の後ろが切れたりします。
今回も新鶴見発車の方は手持ち撮影しましたが、
やはり構図が傾いていてソフトで補正しました。
下手っぴなんですね。
まだまだE-M1は使いこなせていません。
これからも練習して、納得の行く写真を撮りたいものです。
.