スズキの1300ccのバイク、
GSX-R1300「隼」が国内販売されましたね。
何よりの話題は、輸出仕様と同じ馬力で販売したことです。
80年代後半からのスーパーバイクブームの時は、
バイクの馬力は上がる一方。
そこで運輸省から横槍が入ったのか、
’93年には「自主規制」という名目で馬力規制が行われ、
750ccを超えるバイクは「100馬力」まででした。
それが今回の「隼」はフルパワーで販売されるのです。
「隼」のスペックを見ると「197馬力」!
最高速度は約「320km」!
停止から時速100kmまで「2.6秒」!
数千万円するスーパーカーも真っ青のスペックです。
これが約150万円で買えるのは安いのかも・・・
以前、友達が隼を買いました。
チョッと試乗させてもらいましたが、
さすが「GSX-R」を名乗るだけあり、
クイックで軽いハンドリングに驚きました。
これでは峠では私のバンディットより全然速いな、
と思ったのですが、友達は遅かった・・・
その友達は今、ハーレーに乗っています。(^^;)
私の「バンディット」と並べた友達の「隼」
白い隼はカッコ良かったな~
ちなみに私の乗っている「バンディット1200S」は、
自主規制の100馬力。
最高速度は約250km。
停止から時速100kmまで約3.2秒です。
よく「そんな馬力はいらないでしょ?」と聞かれます。
確かに最高速とか強烈な加速は実用では無意味です。
でも、馬力があると「楽チン」なのです。
特に私は「妻とタンデムして荷物もいっぱい」
という状態で泊り掛けツーリングに出る事があります。
そういう時にでも馬力があると、
チョッとした坂道でもトップギアのまま登れるし、
高速道路でもエンジンの回転数が低くて静かです。
ですから私が大排気量車に乗るのは、
最高速や加速力ではなく「力」があるからです。
また大きなバイクに乗っていると「危ない」と言われたりします。
昔は400ccに乗っていてもよく親に言われました。
しかし同じ道をスクーターで走るのとでは安定感が全く違います。
排気量が大きくても走る速度は一緒ですからね。
中には大型バイクで一般道を急加速したり、
高速道で物凄い速度で走ったりする人もいますが、
そういう人は何に乗っていても危険なのです。
ただ大きなバイクの一番のネックは「重い」という事ですね。
安定性と重さは比例するところがありますが、
タンデムで荷物を積むと300kgを超えます。
止まっている時に「おっとっと」となったらもう最後、
倒れるしかありません・・・
もう少し歳を取ったら、
もっと軽いバイクに買い換えようかな。