カメラの修理をしていると、
「おお、これは魅力的だ」と思う部品があったりします。
男性は、なぜか金属感がある物が好きですよね。
例えばローライフレックス2.8Fのユニット
ついレバーを引いたり押したりして遊んでみたくなります。
ローライフレックス2.8Fは、
被写界深度と露出の追伸針を動かすベベルギアも魅力的です。
シャッターダイヤルと絞りダイヤルの両方の動きを、
このベベルギアで合成します。
「良く出来てるな~」と思いつつ、
ついクルクルと回してみてしまいます。
沈胴ズミクロンのヘリコイドも、
汚いグリスを綺麗に取るとピカピカになって魅力的です。
ここに傷を付けないように、
グリスがスカスカになってきたら修理に出しましょう。
キヤノン4sbの頃のスローガバナーも魅力的です。
高速用と低速用の上下2段構えになっていて、
多少コストが掛かっても、
ライカより精度を出そうとする気構えが伝わってきます。
金属ではありませんが、
コンタックスの長い柱状プリズムも魅力的です。
つい覗いて見てしまいます。
カメラも電子制御の時代になると、
こういう金属部品の魅力は無くなってしまいますね。
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