久しぶりに古いネガをスキャンしました。
今回は、
1975年に青梅線へ撮影に行った時の写真です。
私が15歳の時に撮った写真ですね。
ED16型電気機関車は、
戦前に製造された電気機関車ですが、
当時はまだ全機が現役で頑張っていて、
奥多摩で取れた石灰を運ぶ運用についていました。
当時は貨物列車のダイヤは分かりませんでしたので、
いつED16が来るか分かりませんでした。
それでもこの頃から田舎の景色が好きだったようで、
天気も良くのんびりと撮ったような記憶があります。
当時の青梅線には、まだ旧型国電が走っていました。
73系が殆んどでしたが、
この時は貴重な40系が来たようです。
先頭のクモハ40は、とても魅力的ですね。
立川行きの行き先表示板も懐かしいものです。
73系の電車です。
当時はまだ鶴見線や南武支線に残っていて、
「ゲタ電」と呼ばれていたのを覚えています。
中央線からの乗り入れの101系も走っていました。
これも今や懐かしい電車となってしまいました。
私が15歳の頃の小遣いは、
月に千円くらいだったと記憶しています。
そんな小遣いの中でフィルムを買い、
千葉から青梅線まで往復する切符を買ったのは、
結構大変だったと思います。
それだけ当時ED16が見たかったのですね。
EF57が無くなった時期だったので、
ED16も記録しておかねばと思ったのでしょう。
しかし相変わらずネガの保存状態が悪く、
スキャンしたままでは傷やカビだたけでした。
全画像をソフトで補正するのに小一時間掛かってしまいました。
後悔先に立たず、覆水盆に返らず、ですね。
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