「SL碓氷」の牽引機 D51が不調のため、
先週からがC61に変更になるということでした。
信越線の横川手前には25/1000%という急勾配があります。
今までの試運転ではC61では登り切る事が出来ず、
勾配に強いD51が「SL碓氷」の役割を得ていました。
しかし今回は後ろからDD51の補助を受けつつも
C61が全力で急勾配に挑むのですからぜひ見てみたいものです。
そこで今日は平日なので高速道路の夏休み渋滞が無さそうだし、
撮影地も「劇パ」にはならないだろうと思い出動してきました。
やってきたのは25/1000%の勾配がある西松井田駅の先です。
D51の時は一緒に行った妻が「向こうから火事が来る!」と言った程の爆煙でしたが、
今日は気温が高かったためかそこまでの爆煙にはなりませんでした。
しかも今日は客車が旧型客車だったので、
少し客車が見えるようにと少し横からのアングルにしたのですが、
煙が客車とは反対側に流れてしまい構図的にも良くありませんでした。
一応、横位置で引いた写真も撮りましたが、
下回りにロープが掛かるのでイマイチですね。
でも、ここでは初めてC61の大きなブラスト音を聞くことが出来ました。
急勾配の無い上越線では殆ど大きなブラスト音を聞く事が出来ないのです。
今回はそのブラスト音を録音したくてビデオの方も期待していたのです。
ミンミン蝉の声も夏らしいですね。
撮影後は終点の横川駅に行きました。
横川駅では国鉄色の115系と並びました。
何だかとても懐かしい感じになります。
改札口の向こうにSLが見える駅なんて、いいですね。
帰りの牽引機DD51も撮っておきました。
以前は反対側のホームから撮れたのですが、
先頭を入れて撮れた位置が立ち入り禁止になってしまっていました。
やはりSLには旧型客車が似合います。
一番先頭の客車「スハフ32」の車内は床も木でした。
横川駅では、SLの運転室に人が入らないように、
ホームに椅子を置いて機関士と機関助手が交代で見張りをしていました。
そこで機関士に機関車のことをいろいろ聞いてみたのですが、
丁寧に返答していただいて大変楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
さて、昼食は横川に来たら絶対にこれ!
「元祖・峠の釜飯」
毎回楽しみにしています。
付いてくる漬物セットも好きだったりします。
釜飯を食べるとなると、
車で行くとつい県道沿いの大型レストランの方に入りがちですが、
駅前には昔ながらの本店があります。
こちらの方が風情がありますね。
で、店から出てきて気が付いたのですが、
なんと店の前の道路にアプト式のラックレールが使われていました!
今まで気が付かなかったなぁ~
DD51が旧型客車を牽く復路も撮りたかったのですが、
何せ折り返しまで4時間半もあります。
仕事も溜まっているので、釜飯を食べたところで今日は撤収です。
でも、一人で行くと高速道路代もガソリン代も不経済だなぁ・・・
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