コンタレックスⅠの、
絞りギアが回らなくなったという故障が来ました。
ご存知のようにコンタレックスは、
レンズではなくボディーの方に絞りを動かすギアがあります。
私のコンタレックス(故障中)(TT)
お客さんに見積りと言われたのですが、
初めての症状なので、
開けてみないと原因が分からず見積りもできません。
まあ、前カバーを開ければギアが見えるので、
パパッと開けて見積もろう、と思ったのですが・・・
前カバーって、
上カバーを開けないと取れないんだった。
チョッとした突起が上カバーの裏に引っ掛けてあるのです。
忘れてた~
で、コンタレックスの上カバーを開けには、
これだけの部品を外さないと開けられないのです。
右側の皿の中にある巻上げ系の部品の多いこと。
上カバーを開けるだけで、
これだけ部品を外さないといけないカメラも珍しいです。
しかも組み上げる時も面倒。
ツアイスのヤロ~
で、前カバーを開けてみたら、
中のスプリングが折れてギアに引っ掛かってる。
特殊なスプリングだし交換部品もありません。
結局直せない事が分かりました。
(相変わらずギアばかりの中身)
本当にツアイスは戦前からギア大好きメーカーですね。
なんか、いっぱいギアがある方が、
いかにも「精密機械」って感じで凄そうに見えますが、
効率が悪いような気もします。
殆んどギアを使わないフォクトレンダーとは対照的ですね。
私はフォクトレンダーの方が好きです。
う~ん、
これだけ分解するなら、
先に「見積り代を戴きます」と言っておけば良かった。
でも、結局直らないのにお金出すお客さんも可愛そうだし。
今回は、
前カバーを開けるのは簡単だと思い違いをしていて、
先に「見積もり代がいります」と言わなかった、
私のミスということにしましょう。
こういう事をしてるから儲からないんですよね、
私・・・
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