このところ、
ライカのオーバーホール依頼が多くなっています。
今週も、立て続けに4台がライカでした。
ライカA型
シャッター幕とリボンを交換しました。
リボンは幕を切って作ったらしく、ボロボロでした。
だいぶ使われたらしく各部の磨耗が進んでいて、
シャッター速度がイマイチ安定しません。
これは仕方がありませんね。
ライカA型はレンズ交換式でないので、
分解しないとレンズの状態を見ることが出来ません。
レンズは比較的きれいでしたが、
僅かに曇りがあったので曇り面をクリーニングします。
ライカDⅢ
この個体も、幕のゴムが溶けた痕があるので交換します。
付属のエルマーは、
レンズに曇りが出ていて絞りリングも重いです。
ライカM3
私の好きな95万番台のM3です。
以前に詳しく書きましたが、
2回巻上げから1回巻上げになったばかりの過渡期の製品で、
1回巻上げにはなっていますが、
Wシャッターブレーキでラチェット無しの巻上げです。
オーバーホールが終わると、
気持ち良い巻上げフィーリングとシャッター音になりました。
綺麗な95万台なので私も欲しいところです。
この他に、
M3のファインダークリーニング依頼もやりました。
ファインダーは綺麗になりましたが、
シャッター速度が全然合っていませんでしたので、
ドラムのテンション調整をしておきました。
ライカは変な壊れ方をする事が殆ど無いので、
修理としては楽な機種ですが、
あまり立て続けにやると飽きそうですね。
.