ライカⅢfの修理は時々来ますが、
Ⅱfは本当に久しぶりです。
しかし、上カバーを開けたところで「おや?」
下カバーを開けると「何じゃこりゃ~!」
カメラの殆んどの部分がオイルでベタベタなのです。
一体、どこにオイルを注したのでしょうか?
こうなると全体に回っていて分かりません。
もう「注した」という量ではありません。
どこかの隙間から注入したのでしょうか??
まさかCRC556を隙間からシュー? ![]()

こうなると、
ボディーと部品全部をベンジンに漬けて荒います。
余計な手間。
しかもシャッター幕も変。
どうも穴が開いたところをエポキシ接着剤で塞いだようですが、
何でこんなにたっぷり接着剤を付けるのでしょうか?
しかも幕の金具の所は溶けてくっ付いています。
なんともまあ、凄いⅡfでした。
全部外して洗って幕交換をすると、
見違えるように綺麗で調子の良いⅡfになりました。
レンズシャッターの粘りに油を差す素人はいますが、
こんなライカは初めてでした。