SLを展示・保存してある公園や施設は多いですが、
客車を保存してある施設は少ないと思います。
川崎市の生田緑地内には、
旧型客車の「スハ42」が保存・展示してあります。
定期的に補修をしているために保存状態は非常に良いです。
補修に元国鉄の職員の方が来たりもするそうです。
しかも自由に車内に入る事が出来ます。
でも、今日の車内は暑いだろうなぁと思いつつ車内に入ってみると、
何と!中で扇風機が動いていました。
旧型客車に付いている扇風機、なかなかいい味を出しています。
形もクラシックでメカもカッコ良く、我が家の天井にも欲しくなりました。
もちろん懐かしの「JNR」マーク付です。
車内への 電源はどこから持ってきているのだろうと探しましたが、
外部からのコード類は無く、良く分かりませんでした。
もしかしたら客車の床下にあるバッテリから?
暑い日に、なかなか凝った演出でした。
改修で椅子のモケットも新品に張り替えてあり、
とてもきれいな車内です。
床が木のままなのも貴重ですね。
ここに座っていると、
どこかこのまま旅行に出たくなってしまいます。
開けた窓からは、駅で駅弁を買いたくなります。
窓から駅弁やお茶を買ったことのある世代は、
私くらいが最後の世代ではないでしょうか。
ひとつだけ残念なのは、
すぐ近くにD51も保存・展示されているのに、
なぜか別々に置いてあります。
なぜ連結して置かなかったのかが不思議でたまりません。
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