私の大好きなレチナⅡaの修理が来ました。
クラカメブームの頃には人気があって良く修理しましたが、
最近はめっきり少なくなってしまいました。
販売価格も以前より下がっているので、
修理代を出すのが勿体無くなってしまうのでしょう。
この画像は私のⅡaですが、
今や懐かしい「レチナハウス」で購入したものです。
レチナⅡaは丈夫なカメラなのであまり故障はしませんが、
良くある故障はフィルムカウンターの不動です。
これは中のラチェットバネが折れてしまうのが原因で、
これはⅡa唯一の欠点と言えます。
またオーバーホールをしていない固体は、
ピントリングの動きがスカスカだったり、
シャッターのスローの粘が粘っていたりします。
ファインダーの曇りも出てきますね。
ピントリングの動きは、
ヘリコイドグリスを交換することで、
驚く程良いフィーリングになります。
なぜかシャッターのOHはしてあっても、
ヘリコイドをバラしている固体は少ないです。
シャッターは旧型シンクロコンパーなので、
オーバーホールをすれば末永く使う事が出来ます。
レチナはどのモデルを買っても、
ドイツ製カメラの良さを理解するには本当に良いカメラです。
工作精度も良く使っていても楽しいカメラです。
付いているレンズも、
シュナイダーやローデンシュトック製で良く写りますし、
再び人気が出ると良いなと思うカメラです。
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