コンタレックスⅠは、
西ドイツのツアイスが高級機として初めて作った一眼レフでした。
東ドイツのツアイスにはすでに一眼レフのコンタックスがあり、
西ドイツのツアイスも、
レンズシャッターのコンタフレックスは発売していましたが、
ついに西側のツアイスもライカと対抗するのを諦め、
フラグシップを一眼レフへと移行しました。
(「コンタフレックス」と「コンタレックス」は間違えやすいです)
コンタレックスⅠ型は、
クリックリターンですが完全自動絞りではなく、
シャッターを切ると絞りは絞られたままでした。
また内蔵メーターもレンズの上に受光部があり、
TTLではありませんでした。
しかし、その堂々たる姿はⅠ型だけのもので、
私的にはこの後の「S」よりこちらのⅠ型が好きです。
裏側がスポッと開いて整備性は良いのですが、
分解組み立ては細かい部品が多く面倒です。
ツアイスの一眼レフをやっていていつも思うのは、
レリーズシャフトが細くて華奢なことです。
ポキッと折れそうで怖い・・・
コンタレックスⅠは、
私も好きなカメラのひとつです。
標準レンズのプラナー50mm/f2の写りは、
標準レンズの中で最高ではないかと思っています。
ただボディーが大きくて重いので、
あまり持ち出す機会がありません。
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