M4-Pは、
M6が出てからもしばらくは併売されたそうで、
その時代のM4-Pは上カバーもM6と共通部品になり、
正面のファインダー面に段差がありません。
そんな時代のM4-Pを分解してみたら、
なんと内部に電池室までありました。
M6はポルトガルで組み立てられていたと聞きますが、
M4-Pには「MADE BY LEITZ CANADA」と刻印してあります。
この時期は同じベースを使って2国で組み立てていたのでしょうか?
M型のシャッターブレーキは、
グリスアップ次第で巻き上げのフィーリングが変わってしまい、
修理屋も気を使うところですが、
このM4-Pはグリスを使わず、
代わりに薄いビニールのワッシャーが入っていました。
きっとM6からこうなったのでしょうね。
これなら個体差が出難くくて良いのですが、
ビニールの経年変化だけ心配です。
この固体はなかなかスムースな巻き上げフィーリングでした。
M4-2やM4-Pの中には、
ライカと名乗るには酷い固体もありましたが、
M6に近くなる頃には改善されたようですね。
メーターがいらないなら、
M6よりも後期のM4-Pという選択も良いようです。
M6のように上がノッペラボウじゃないしね。
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